昨年は大型の台風や地震など、大型の自然災害が相次いだことから、外壁・屋根修理に関するお問い合わせが多く届きました。
「屋根がなくなったのですぐ来てください。」
ここで気になるのが修理代金の支払いについて。
台風の大きさは1年前から予測できないゆえ、いざ被害が出て慌てて修理という状況に陥ってしまいます。
これはしょうがないことです。
ですが、屋根の修理には数十万、大きな工事になると100万円近くかかることもあります。
「そんな大金すぐに用意できないよ…」という方は多いですよね。
ということで、今回は屋根修理のローンを組むことができるのか解説していきますので参考にしてください。
▮ 結論:屋根修理のローンは組める
現在工事を検討されている方、将来的に工事を検討している方、安心してください。
屋根修理はローンを組んで行うことができます。
屋根修理に関するローンはリフォームローンと呼ばれており、その他リフォーム工事の総称と言えばわかりやすいかもしれません。
では、どこでローンを組むのか、
以下3つの場所がオーソドックスになります。
【 1.住宅ローンを組んでいる金融機関 】
まずは自宅を建てる際にローンを組んだ金融機関に相談してみましょう。
というのもちゃんと理由がありまして、住宅ローンを組んだことのある金融機関であれば、審査が通っている実績があり融資を受け入れられやすいのです。
金利も多少優遇される可能性すらあります。
住宅ローンを組んだ金融機関は、屋根修理のローンを組む第一候補をして考えましょう。
【 2.銀行系金融機関 】
金利の比較をしたい場合や、万が一住宅ローンを組んでいた金融機関から融資を受けられない場合、その他金融機関のリフォームローンを検討しましょう。
某大手検索エンジンで「リフォームローン」と調べると、銀行系金融機関のサイトがたくさん出てきます。
気になったところは問い合わせて、見積書や資料を貰っておくと参考になるのでおすすめです。
メガバンクはもちろん地方銀行に加えて、楽天銀行やイオン銀行のようなオンライン銀行などもシェアを獲得するためにひしめいています。
金利などを比較するには十分ですし、どこかの銀行でローンを組むことができるでしょう。
また、「無担保」「保証人不要」など、銀行によってサービスの形が異なり豊富なのでしっかり調べてみることをおすすめします。
【 3.クレジット会社 】
クレジット会社のリフォームローンも、多くの場合で無担保かつ迅速な審査を経て融資を受けることができます。
注意点は、リフォームローン加盟店と契約を結ぶことが大前提となるので、クレジット会社を選ぶことができません。
加盟店とは、屋根修理業者や外壁塗装業者のことです。
これだけ聞くと他社と比較ができず、どこか不自由な気持ちになりますね…。
しかし安心してください。
クレジット会社と連携できている屋根修理業者であるかどうかで、信頼できる業者かどうかの判断基準とすることができます。
クレジット会社と連携している=過去に悪い行いがない
と捉えることができます。
実際、金利も金融機関と大きくは変わりません。こちらのほうが安心してローンを組めるという方は検討してみてくださいね。
▮ 主なリフォームローンの金利:2~10%
借入金額が大きいと金利は比較的低くなります。反対に、借入金額が数十万円程度と小さな額であれば金利は高くなります。
平均すると4%程度でしょうか。
このくらいの金利であれば毎月無理なく返済することが可能ですね。
リフォームローンの審査に通らない場合はカードローンも検討してみましょう。
金利の低いリフォームローンの審査に落ちてしまった場合は、比較的審査の緩いカードローンを検討してみましょう。
各銀行や消費者金融のカードローンは年収制限が無かったりと、借入れがしやすいものが多いです。
カードローンはリフォームローンより金利が高くなりますが、借入れしやすいというメリットを考えれば審査落ちしてしまった人にとってはうれしいですよね。
困ったときの一つの手段として頭に入れておくといいかもしれません。
▮ 屋根修理工事は早めに対応すべし!
「屋根の修理が必要なのはわかってるけど…なかなかまとまったお金が集まらなくて…」
そんな方は多いでしょう。
しかし、修理を後回しにしてしまうとさらに大きな修理が必要な状態に陥ってしまう可能性もあります。
そうなれば、必要な費用は増え、もっと家計を苦しめてしまいかねません。
そうなるまえに、屋根の修理を済ませてしまいましょう。
もしお金が足りないのであれば上で紹介したリフォームローンやカードローンを検討してみてください。